●避難所

災害時、避難所に集まった人の中に視覚障害者がいる場合、自分の位置・出入口・トイレなど必要な場所を把握するための一時的な敷設が誰でも簡単に行えます。
その結果、避難所内における必要最小限の単独行動が可能となります。

●教育現場

小学校や中学校における総合学習や道徳の授業などで、「点字ブロック」について指導する際の教材として使用できます。
教室で実際の点字ブロックの形や種類を学んだり、廊下や体育館などに一時的に敷設し、アイマスクをした歩行体験が出来ます。また盲学校では自立活動の授業で、様々なコースを想定した歩行訓練に活用することが出来ます。

●医療機関

視覚に障害のある患者が入院した際、病室の入口の床や扉に設置したり、並んでいるベッドの中から、自分のベッドを見つけるための目印として使用できます。
またトイレなど必要な場所への誘導路も一時的かつ速やかに設置することが出来ます。

●福祉施設

新しく入所または利用する視覚障害者がその施設に慣れるまで、自室・トイレなどの床や扉、その他必要な場所に設置し、スムーズに自由な行動が出来るようサポートします。

●宿泊施設

視覚に障害のあるお客様が宿泊する際、自室の入口の床や扉に張り付け目印に出来ます。盲学校の宿泊をともなう行事などでも、慣れない施設内を生徒たちが自由かつ安全に移動する助けとなります。持ち運びに便利な「ファスナー付専用袋」もご用意しています。この専用袋は、保存袋としてもご活用いただけます。

●その他施設

点字ブロックの敷設が不完全な施設内で、視覚障害者が集う行事が行われる際など、階段の始まりや終わり、曲がり角、トイレなどの入り口に設置して、安全に移動ができるよう速やかかつ一時的な改善が可能です。